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イナズマイレブンアレスの天秤を見返す【1話】

 こんにちは、ゆけじまです。お久しぶりです。

実は私はイナズマイレブンが子供の頃から大好きなんですが、最新作「イナズマイレブンオリオンの刻印」の展開がどうも微妙で気持ち悪くて仕方がないので新シリーズ・通称戦神編の最初の作品「アレスの天秤」を見返したいなとふと思いました。

 

そして、「アレスの天秤」を見返して幾つか発見をし直したりしたので、まとめたいなと思ったので記事にしました。

 

まず最初に、イナズマイレブンアレスの天秤は3人の主人公からできています。

 

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中央 太陽に選ばれたサッカー小僧、「稲森明日人」。

左 フィールドの悪魔、「灰崎凌兵」。

右 戦術の皇帝、「野坂悠馬」。

 

この3人の物語を一人ひとりスポットを当てて展開していくので正直2クールでは足りませんでした。無駄な展開やどうしてそこをハブいてしまったのか…というシーンは沢山ありました。アニメージュなどで大切な事を補完したりもあったので正直賛否両論です。

 

しかし、純粋に全国大会前までならイナズマイレブンの新作として楽しんで見ることができます。1話と2話を大復活祭で見た時のあのワクワク感は今も忘れられません。

 

イナズマイレブンアレスの天秤1話「明日への船出」

のどかな孤島・伊那国島で暮らす稲森明日人は、サッカー部が大好きな中学2年生。しかし、全サッカーチームにスポンサーをつけることが義務付けられた「スポンサー制度」が始まり、スポンサーのいない伊那国中のサッカー部は、突如廃部の危機にさらされる。さらに、入院中の明日人の母の容態が悪化し、帰らぬ人に…。失意のどん底へと突き落とされた明日人だったが、サッカー部廃部を免れるための唯一の道が開ける。それは、サッカー日本一を決める大会「フットボールフロンティア」に出場して1勝を上げること。だが、フットボールフロンティアは出場資格を得るのさえも難しい大会だ。それでも諦めない明日人たちのために、伊那国中の冬海校長は、東京のサッカー強豪校でフットボールフロンティアへの出場権を有する「雷門中」へ編入する手配を進めてくれていた。しかし、雷門中の1回戦の相手が全国ランク1位の星章学園だと聞き、怖気づくイレブン…。途方に暮れる彼らの前に、サッカー部へ入部予定の転校生・小僧丸サスケが現れる。小僧丸は「戦うことにすらビビっているなら、早く辞退してサッカー以外の楽しみを探せ」と、明日人たちに言い捨てるが…。(あにてれより)

まずシーンは、明日人の故郷である伊那国島から始まります。

サッカーをする少年少女たち。

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ここのシーンの伊那国メンバーたちの掛け合いが可愛いんですよ。

とても初々しくて、「ああイナズマイレブンの新作が始まったんだな」と感じました。

 

「本土のサッカーチームと練習試合をしよう!」という流れになり、チームのキャプテンである道成達巳くん(推し)と共に校長先生に直談判することに。

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また、円堂編で追放された冬海先生が何故か伊那国島の学校で校長になっています。

何故校長になったのか本編では語られていませんが、日野社長がどこかで補完していたと思うのでそちらを見てください。

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サッカーチームには必ずスポンサーをつけなければいけないスポンサー制度のこと、そして伊那国中サッカー部にはスポンサーがいないのでこのままサッカー部が廃部になるという話。

その言葉に明日人と道成は狼狽し タイミングを読んだかのように、サッカーグラウンドの解体工事が始まります。

やめさせなきゃ!と走り出す明日人たちに向けてかけた「全く熱いですね、サッカーをやる連中は」という冬海先生の言葉。きっとこれは、影山と円堂たちのことも指していると思います。

 

「サッカーは絶対に渡さないぞ!」と工事のおじさんたちにしつこくタックルをする明日人。明日人は怪我をしてしまい、道成たちに連れられ一旦引くことにしました。

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廃部が決定したサッカー部。明日人たちは次の一手を考え始めます。

しかし、そこに親友である氷浦から明日人は衝撃の事実を伝えられるのです。

 

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たった一人の家族、母の死。

「明日人、お前にはずっと明日がある。」

この言葉は今見返して見るとグッとくるものがあります。

 

明日人が大切にしていたものが1日にして2つ奪われました。

正直この展開は賛否両論だと思います。展開が早すぎるなとも思いますが、ここまで苛酷な運命を背負わせていいのか?という気持ちにもなります。

一人ぼっちになった明日人はサッカーボールを抱え、目元が赤くなるまで泣いていました。

そこにチャンスが舞い込んで来ます。

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なんとスポンサーが条件付きで、スポンサーになってもいいという話が舞い込んできたのです。その条件とは「フットボールフロンティア(全国大会)で一勝すること」。実力のない伊那国メンバーは意気消沈しますが、ただ明日人だけは「やります」と返事をします。

こうして彼らは東京に出て雷門中サッカー部となり、全国ランキング1位の星章学園と試合をする事になりました。

 

 島から出たことのない伊那国メンバー。彼らは集まって島から出るか話し合い始めます。そこに現れた一人の転校生・小僧丸サスケ。

彼は東京から来た少年で、田舎の島で必殺技の練習をしようと考えていたようですが必殺技もなければ島を出る勇気もない奴らのいるこんなところに来ても得るものはない、と言い放ちます。その挑発に乗った剛陣は「必殺技」に固執し始め猛特訓を始め それぞれが「サッカーを取り戻す」ための準備をはじめました。

 

ファイアトルネードならぬ「ファイアレモネード」という必殺技を剛陣は出したいとがむしゃらに特訓を始めます。このシーンでは、生まれた島を離れたくない、サッカーをしたいだけなのにサッカーができないのはおかしい…色々と複雑な思いが交差しますが彼らの親たちが背中を押し始めます。

 

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そして彼らは、伊那国を飛び出しサッカーを取り戻す為に東京へ旅立ちました。

 

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門中についた彼ら。そして明日人は叫びます。「なんか燃えてきたぜ!」

彼が語尾に「ぜ」をつけて話すのは珍しく、ここ以外で見た記憶がありません。

門中は既にサッカー部を何らかの形で休止しており、伊那国メンバーがサッカー部の施設を使える事になり本来のメンバーの代わりに試合に出る事になりました。因みにこの事に気づいていなかったのは、日和のみ。いつもは剛陣に対してツッコミに回る日和ですが、ここはボケていて可愛いですね。

 

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 1週間後、とうとう試合がスタート!対戦相手の星章学園のメンバーは、GOで登場した天河原中と同じく星座がモチーフです。(画像は山羊座モチーフの八木原とはくちょう座モチーフの白鳥)

伊那国雷門は小僧丸の「ファイアトルネード」で華麗に一点を奪います。

衝撃が走る、星章メンバー。特にもうひとりの主人公・灰崎はかなり火がついた模様。

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フィールドの悪魔・灰崎凌兵は高笑いを始めます。

担当声優の神谷さんの演技がとても素晴らしいですね。

 

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一方観客席で何やら変な座り方をしているもう一人の主人公・野坂悠馬。

チームメンバーである西蔭に対して「彼らはサッカーを楽しんでいるの?」と問いかけます。問に対して西蔭は「いえ、それはないでしょう」と即答。野坂もその答えを待っていたのように「だよね」と返します。

野坂にとってサッカーは楽しむものではない。

このシーンでは、主人公3人にとっての【サッカーに対する価値観】の違いがここで現れてきます。

 

一話終了。

 

▶キーポイント

キーポイントは鬼道有人が灰崎に言及した【光】の存在」

そして、「主人公3人のサッカーに対する価値観の違い」

 

明日人はサッカーが心から好きな少年です。

特に今までのイナズマイレブンの主人公の中では一番純粋なタイプだと思います。

 

今までのイナズマイレブンの主人公の性格を言い表すならば、

円堂は、熱血。

天馬は、無邪気。

明日人は、純粋。

……だと私は思っています。

天馬と明日人の違いを説明するのは少し難しく思われますがやはり 天馬は年齢もあって幼さが残っており、「なんとかなるさ!」でいつも邪気を払っていました。

しかし、明日人は「サッカーが好き!」という気持ちだけでほぼ人格が成り立っています。仲のいい人間たちで囲まれた島国育ちなのもあって、世間を知らない為困難にぶつかると挫けてしまう時が多くそれが顕著に現れるのがアレスの天秤最終回付近とオリオンの刻印です。

1話を見た感じだとイナズマイレブンってやっぱり面白いなあという気持ちになります。1話と2話は立て続けに見たほうが先の展開が気になってワクワクするんですよね。

 

 それではそちらは2話の感想で。