巫女ラムーネについて語るだけ
「モンスター烈伝オレカバトル」というキッズ向けアーケードゲームがある。
そのゲームに登場する「巫女ラムーネ」というキャラクターが死ぬほど私は好きだ。
好きといっても、一言に集約できるほどの感情ではない。
「愛」「執着」「愛玩」「偶像」「信頼」「蠱惑」… … とにかくいろいろな感情を彼女に持っている。真剣に結婚を考えたことだってある。そのくらい、彼女に対しては特別な感情を抱いている。
彼女が生まれたのは、今から5年ほど前の2015年の初夏だ。月刊コロコロコミックで当時連載されいた「魔王だゼッ!!オレカバトル」というオレカバトルのコミカライズでビジュアルが先行公開された。
コミカライズを担当していたのは、出水ぽすか先生だ。オレカバトルを通じて知ったぽすか先生の描かれる女性キャラクターが好きだったのと、劇中で人間に擬態していたラムーネのキャラクターがよかったのもあって、まだ名も知らぬラムーネに対して思いを馳せていた。
「絶対実装したら、ラムーネを使うんだ」とずっと思っていた。
結局手に入れたのは、実装してから13日後だったが。
◆もくじ
ラムーネの魅力
ラムーネの魅力は、やはり容姿端麗なところや、彼女の過去や設定もあるが個人的には、媒体によって性格やキャラクターが違うところを推したいと思う。
前述したとおり、ラムーネは漫画版にも登場しているが コロコロコミックでの連載という都合のためか本来のゲームでの内向的でミステリアス…どちらかというとシリアス担当な設定と違って、勝ち気でツッコミ役なヒロインへと性格が変更されている。
更には一人称も、ゲーム版は「私」であるのに対して「アタシ」へと変更されている。
一人で二人分の設定、それが巫女ラムーネの魅力である。
いつだったか、こんなかわいいポイント画像を作ったことがある。
「ラムーネはかわいい~召喚~」と「ラムーネはかわいい~ダメージ~」だ。
見づらいので箇条書きにすると、
●召喚編
●ダメージ編
- 髪が乱れるのかわいい
- 手がかわいい
- のけぞるのかわいい
- あくまでも岩から動かないのがかわいい
- ダメージ吹き出しがお腹のあたりから出るのがかわいい
- 伸ばした腕のラインがかわいい
ラムーネは、モーション一つ一つが上品で神秘的だ。
そして開発チームのこだわりが見える。
ラムーネが与えた影響
当時私は、酷いうつ症状に悩まされていた。希死念慮が酷く毎日苦しくて仕方がなかった。そんな中、ラムーネの存在は大きかった。ラムーネは「不死である自身の体を嘆く」キャラクターで彼女の戦闘時のセリフにも「私を置いてなんか逝かせない!」というものがある。死にたくてたまらない毎日だったが、「彼女より先に死んでしまったら彼女はどう思うだろうか?」という気持ちになり、死なずに済んだ。彼女は一番の心の拠り所だった。
正直、これは私が所謂「声がデカいオタク」であるせいかもしれないし、日々ツイッターやPixivにて活動していたせいか オレカバトルのホームページで公開されているWEB番組「オレカ野郎全員集合!!」にて応募したイラストが紹介されたことがある。しかも、出演者であるタンタロー氏から「ラムーネ・・LOVE・・」とまでコメントがついていた。正直恥ずかしかったが、嬉しくもあった。採用者にランダムでプレゼントされるカードもなんと、ラムーネだった。どこで私のラブコールを見たのだろうか。
ひとつだけ思い当たるものがある、それはラムーネの絵を1日1枚描き続けたことだ。私はそれを2年半ほど続けた。毎日ラムーネの絵を描いてはいたが、別で絵を描いていたので 画力向上にもつながったと思う。うつの症状が酷い時も、テーマがないときも、とにかく続けることを意識した。トンチンカンな絵もいくつもあった(親しい友人に指摘されたことがある)が、ここまで長期的に続けられたのはラムーネへの思いが強かったのが起因していると思う。
他にも「ラムーネといえば結卦島さんだよね」のような風潮もいい意味でも悪い意味でもあり、彼女がもたらした影響は私の人生の中ではとてつもなく大きい。
要望に「巫女ラムーネの鍵飾り*3をください!」と書いたかいもあり、ラムーネの鍵飾りが実装された。
KONAMIのサポートセンターに連絡をして、バレンタインにプレゼントを送っていいか問い合わせたこともある。「手紙なら良い」とのご快諾を頂いたのでファンレターを送った。ラムーネへの愛と、開発チームの方々への感謝の言葉を綴った。もしかしたら手紙は捨てられているかもしれないけれど、こうしたファンのわがままを聞いてくださったことにとても感謝している。
最後に
今も辛いときは彼女のことを思い出してなんとか生きている。なにもかも「巫女ラムーネ」という存在がいるからこそ、前を向いて生きていられているような気がする。正直彼女を推していて、辛いこともあったがそれも今の「わたし」という人間を構築するには大切な要素だったのだと気付かされた。
巫女ラムーネと出会えたあの日、そして一緒に過ごした日々ラムーネというキャラクターに関わった開発チームの方々、声優さんにも心から感謝をしたい。本当にありがとう。
今年でラムーネは5歳。ホーム筐体が撤去されてしまい、オレカに行けなくなった今も録画筐体で録画させて頂いたラムーネの動画を見るたびに いつでも毎日ラムーネの話ばかりしていた日々に心が戻る。今もラムーネのことが大好きだ。コロナで大変な時期だが、余裕があれば夏にはオレカに赴き彼女との記念日を祝いたいと思っている。